2014-01-01から1年間の記事一覧

藤森照信の茶室学―日本の極小空間の謎作者: 藤森照信出版社/メーカー: 六耀社発売日: 2012/04/20メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る(磯崎:プランでお茶室が発生する状態を見たら、これは書院造のきちんとした端っこにちょこ…

連続講座『映画以内、映画以後、映画辺境』(第四回)ゲスト:平倉圭、土居伸彰

四月にやった“サロメ”、どう「映画」に落とし込むのかと思って勝手にハラハラしていたけれど、なるほどこうなるのか、という。 そういう記録のされ方も含めて、これ、『ウィ・キャント・ゴー・ホーム・アゲイン』と似たところがあると感じた。 良かった。 後…

『映画としての音楽』SCREEN VERSION(2014)

スタンディング・ストーン、スタンディング・ウッズ

藤森照信読本作者: 藤森照信,二川幸夫,二川由夫,伊東豊雄出版社/メーカー: エーディーエーエディタトーキョー発売日: 2010/09/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (5件) を見る(〜建築という営みは21世紀の社会において。重要なファクタ…

隠喩としての建築 (講談社学術文庫)作者: 柄谷行人出版社/メーカー: 講談社発売日: 1989/03メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る面白いね.... mathを欠いているだけで....

我輩は施主である (中公文庫)作者: 赤瀬川原平出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2001/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 69回この商品を含むブログ (12件) を見る『利休』(1989)で実現できなかった茶室、かたちはちょっと変わったけれど実行したみた…

for two

千利休―無言の前衛 (岩波新書)作者: 赤瀬川原平出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1990/01/22メディア: 新書購入: 4人 クリック: 35回この商品を含むブログ (48件) を見る『利休』(1989)は観た覚えはある。 ひとつのシーンも記憶になくて、しかし面白かった…

飯山由貴『あなたの本当の家を探しに行く ムーミン一家になって海の観音さまに会いにいく』@waitingroom

なごんだ。 本当の家....

ちょうど『印象派の水辺』(1998-2014)を読んでいたのだけれど、モネを顕彰するのに合わせて、やたらに抽象絵画を腐してみたりするのは、『大括弧』のことが念頭にあったかもしれないと思った。そう考えてみると"雪崩れ込んだ"という感じのする日本美術推しも…

大括弧―緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置作者: 中西夏之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1989/04メディア: 単行本 クリック: 52回この商品を含むブログ (2件) を見る無茶苦茶面白い本だった.... これを今まで知らずに生きてきたなんて....いや…

フィルムのリールみたい

(創造に関係する重要な神名は

ハーリク、バーリウ、ムサウウィルの三つである。 ハーリクとは、万物の可能性を「妊む」 創造の側面であり、ソフィア、すなわち 永遠の知恵として知られている。 スーフィーにおいては、処女マリアが この役割を象徴している。 処女マリアは、霊を妊んだ 受…

(深夜一匹の白い猫と

向かい合ってじっと眺めていると、この猫の親のことを思う。そしてその親、そのまた親......と想像した時、ここにいる個体の一匹は遠い太古からの同じ猫が死んでは生まれ死んでは生まれる、消えながら発生する鎖の最尖端のように思われる。)

『日本人が愛した官窯青磁』@東京国立博物館

良かった。汝窯、特に川端康成の旧所蔵なるもの。自分の思っている"青磁"の概念に一番近い感じ。 歴史的なことが苦手なのだが、秘色と呼ばれもする様々な"青磁"があって、「東窯」というのも、ほとんど探し求めること自体が創ることと重なっているような面白…

ピンクのれいぞうこ作者: ティム・イーガン,まえざわあきえ出版社/メーカー: ひさかたチャイルド発売日: 2010/10メディア: 大型本 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る