やめられない(やってないから)

今週のお題「アイドル」
『五つ数えれば君の夢』、地味にヒット(とは何?)しているようでよかった。
夏の終わりに東京に戻ってきたらまた観よう。
でも、主役の子たちのことをもっと知りたくなった、というようなことは今のところない。今までもなかった。
アイドルというものへの関心の薄さ。といっても偶像崇拝が嫌いなわけではないと思う。
マイケル・ジャクソンとかボウイーとかマイルス・デイヴィスへの関心の持ち方は対アイドル的だった気がする。「担」という言葉がしっくりくるような。
ゴダールやユングやクレーに対してはいまだにそんな感じかもしれない。
でもそれは伝記的関心であって、アイドルに対するのものとはちょっと違うのかな。

なぜこんなことを考えているかというと、今日やっとワタリウムのシュタイナー展に行ってきたのだった。
黒板の落書きでさえありがたい! って、これこそアイドルファンの典型的思考ではなかろうか。ファンじゃないとつらいよこれは.....
考えていること自体は面白い気がするけれど、ゲーテについてなら、ノヴァーリスのほうがもっと先?のことを見ていたのではないだろうか。でも言葉より先に手で考える人だからそれでいいのか。ゲーテアヌム、行ってみたい。椅子のデザインとか考えるのは楽しそうだ。

アイドルからは離れてしまうが、「色」についてちょっと考えた。
意味を持つ色。人それぞれの。中村一美も、著書の中で自分の持つ色のルールについて書いていて、その文章はとてもよかった。
象徴主義を嫌う人、わからない人というのが、色たちの持つ、持たされる意味から逃れていたり、無関係だったりするのかどうか、怪しいと思っている。ある種の逃れられない病気みたいなものではないか。このことについては(面白いから)もうちょっと考えよう。

時間がなくて四階は行けなかった。パスポート制なのでまた来る。