『To the light 2.0』(2014)

こないだの『サロメ』が帰納的だとすれば、このシリーズは演繹的に、何やらの方へ近づきつつある、という印象。顔だけは先に来ている。それがおとづれるのを待つ。いい音出ていた(とすると、ベン・リヴァースのやつはやはり意図的に音を抑えていたのか)。吉田渡邉七里鼎談を聞いていても感じたことは、とにかくじっくりと、腰をすえて、やることをやる気になっているという監督の持つ輪郭の確かさ。勉強させていただきます.....