『九州の陶磁展』@日本民藝館
今日は西館が開いている日。でも入ってはいけないところが多すぎて家の全体の感じとかはつかめなかった。庭の眺めが良い。にら水仙にまるく囲まれたしだれ桜が五分くらいの花を残して揺れている。何故か枯れ葉が舞っていた。
九州
良いことは良いのだけれど、適当な大きさ、ということについて考えさせられた。
どれも大きすぎる。
手に取れるような身分でないので、観るしかないのだが、どう観て良いのか分からない、茶碗なら、両手で抱えるような感じで見ればいいように思うし、それより小さいものならば、目に入れるような感じで可愛がればいい*1ということになってきたのだが、壺とか、どうすればいいのかな、抱えるのかな、というか抱くのかな、抱けばいいんだな、きっと。
江戸時代の物が主で、あまり説明書きとか書いてないのでよくわからないが、どうも中期から後期なんじゃないのかと推測している。明、清や朝鮮のものとくらべると考えすぎな感じ、ありきたりな意見だけど技巧的に過ぎるとか(でもそこがいい、という観方もあるでしょうね、きっと)。
中国物
明の黒釉陶筥というのがシンプルかつモダンで格好良かった。
漢の緑釉明器祭器盤。かすれまくった薄緑の物体でなんだか面白かった。
朝鮮物
螺鈿文字文手箱というののフォントが良いデザイン。
惟石之頑/益要追琢/徳言無愆/尚變金玉 とあったが、書き写してみてもなんのことやら。金玉?????
呉須地三段重が又置いてあった。うれしい。おなじ呉須地でも緑がかってしかも下地は茶灰色みたいのが出ていて、その不思議な色合いが心地よくて(墨壺、形も面白い)じっと観ていた(ら、あっというまに閉館時間)。
買ってみた本*2に出ていて興味深かった小石原焼き、あったはずだけど見逃した。今も九州の方ではいろいろな窯が盛んみたいなので、ここからどういう風に変わっているのか(またはいないのか)自分の目で確認してみたく思った。
いつか行ってみよう。
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