山口謙作 個展@表参道画廊

抽象と具象とか、色と象徴とか、考えることはたくさんあるのだけれど、いざ言葉にしようとするとなかなか.....手ずからお茶を入れてくだすった作家さんには、何かつまらない事を長々話してしまって申し訳ないことだった.....

ポートフォリオが置いてあって、ここ十年くらいの仕事を一覧できるようになっているのも、面白いけれど何か申し訳ないような気にもなる。ぱらぱらと見てしまえば見てしまえて、そこにストーリーのようなもの(人生.....)が浮かび上がってしまうから。
具象とのせめぎ合い、緑や茶、アースカラーを使ってやるからこそ面白いのかも。水平線を(苦心の後に)抽象的に引けるようになった話とかを聞かせてもらった。たぶんその体験があったからこそ、"自然"に見られることを恐れないような今年の作品につながったのかも(というのもエセ心理学的な見方すぎるかな)。