今週のお題「私がアツくなる瞬間」
そういえば、三菱でやっていたワシントン・ナショナル・ギャラリー展に行ってきたのだった。

絵を観るの久しぶりだったので、あまりうまくなかった。
マネをやり過ごし*1、セザンヌを通り過ぎ、なぜかルノワールの肌の色がやたらと沁みた。

ヴュイヤールがたくさんあった。
この人っていい人だよなあ、きっと。家族思いで。友達に助言とかしたりしてさ。

友達と言えば、お目当てのボナール。
やっぱり世紀を跨ぐまでの物は良く分からず、後半に浸る。
「画家の庭の階段」(1942/44)。何分間か眺めて、出口に向かいかけてまた往生際悪く戻っては眺める。記憶しがたさ。ひたすら観ている内に、あ、解った、というような瞬間が訪れた、気がしたが、今になってみると何が解ったんだか....。輝く黄色の中を蠢く草色と薄い茶色、ミモザの上部の差し色。
瞬間、ってほんとにあるのかな?

*1:犬の名前がタマだって。おかしい。ジョージ・ムアの肖像画はさすがのかっこよさ